gezellig

日記など。

2014-01-01から1年間の記事一覧

want

一人暮らしを始めて7年になるし、社会人になってから3年、そして今の家に住み始めてから2年以上が経った。こうなってくると、身の丈に合った、生活に必要なものは大抵揃っているから、食糧その他の消耗品や、古くなったり壊れたりしてしまったものを買い替え…

lost

朝、普段は地下鉄に乗る。地下鉄に乗ってしまえば真っ暗な車窓から眺めるべきものなど何もなく、ただ目的地につくまでジッと音楽を聞いたり、スマホで無意味な情報を眺めたりしている。 たまに時間に余裕があるときは、地下鉄ではなく地上を走る電車に乗って…

Autumn

冬になったかなと思ったから、まだしっかりと残っている秋を探しにいった。

today

家についてしまえばどんなに遅い時間であっても、少なくとも次の朝が来るまでは自分だけの時間がやってくる。一切の社交性も必要なく、ただひたすらに、次に生きないといけない瞬間までの時間つぶしをする。死んでいるみたいだ、と思うけれど、実は死んでい…

No title

人と会って話すことが増えていたけれど、特に何もしない週末というのを久しぶりに過ごした。特段誰とも話さず、ただひたすらにコンピュータの画面に映し出される無益な情報や、あるいはテレビ画面のフットボールの様子を、怠惰に眺め、時々コーヒーを飲んだ…

映画『言の葉の庭』

雨が降る休日が多くなっている。 昔は雨なんて大嫌いで、なんで21世紀にもなって傘なんていう足が濡れる、貧弱な道具で手をふさがれないといけないのかと、鬱々とした気分になることが多かった。 でも最近は雨の日の美しさに気付くようになってきた。きっか…

Chasing the Sun

Oasisというバンドは僕を支えてくれた、かけがえのない存在だ。 僕が彼らの曲を初めて聞いたのは、2002年。ちょうど"Heathen Chemistry"がリリースされるくらいのタイミングだ。テレビのCM曲を集めた安っぽいコンピレーションアルバムの中に、当時車のCMに使…

Steady

「○○はひとつのところにとどまるタイプじゃないからさ。俺とか、BとかCは、安定を求めるタイプだけど。」 久しぶりに大学の友人たちと集まって、とてもおいしい食事を食べた。帰り際、友人のAから言われたのが、冒頭の言葉だ。(○○が僕の名前である) AとBと…

I'm Yours

Jason Mraz - I'm Yours [Official Music Video ... Jason Mrazの代表曲のひとつに、”I’m Yours”というものがあって、久しぶりに聴いてみたらなんていい曲なんだろうと思った。 なんていうか、この曲で歌われているみたいな、シンプルな愛というか、人類…

Changes

いつも気が付いたら夏は終わっている。雲の様子が変わってきた。ふとした瞬間、肌を撫でる風が冷たく、心地よい。暑がりの僕は、少しうきうきした気分になってしまう。 コーヒーが美味しい季節だ。もう少し、時間に余裕があったころは、秋になると豆からコー…

Thoughts

いつもより人の少ない東京都心。 客もまばらなカフェで、椅子の柔らかな感触と、心地よい音楽の中で、ウトウトしてしまいそうになる。しかし、今は平日。いくらある程度自由な働き方が許されているとはいえ、ビジネスタイムだ。睡眠不足で重たくなる瞼をこじ…

Summer

夏だな、と思っているうちに夏はいつも終わっていく。 台風が近づいた週末、夜の空気は寒いくらいだった。 明日から、またうだるような暑さの中で、ヒートアイランドの中で、ビルとビルの間を行き来しないといけない。夏はまだまだ全然、終わっちゃいない。 …

What's My Age Again?

金曜日を早く終わらせるべきなんてことはわかっているけど、どうしても夜更かししてしまう。金曜が長くなると、当然のことだけど、土日が短くなってしまう。日曜の夜に休日が終わってほしくなくて夜更かししてしまうのは、もうすでに目に見えている。 Blink …

Bedankt voor Alles

世界で最も多くの人々が熱狂するスポーツイベントが終わった。 地道な育成と戦術理解の徹底が実を結び、今大会最高の完成度を見せていたドイツが盤石の強さで優勝を収める一方、その西隣の小国にも満足感が漂っている。 オランダはホスト国ブラジルとの3位…

chilly

肌寒さ、という感覚が昔から好きだった。真冬の凍えるような寒さではなく、例えば、「もう一枚だけ薄手の羽織るものがほしいかな」というような、耐えられないことはないような、寒さ。 そういう感覚を感じることができる季節が好きだ。秋が少しづつ近づいて…

oyster

久しぶりに行った吉祥寺は前よりもなんだか小奇麗になっていて、でも少し歩き回ってみると昔と変わらない雑然とした街並みの中で人々が休日を過ごしていた。 こういう光景って、どういうふうに描写したらいいんだろうか。ただ単に「美しい」でもなく、「趣が…

morning sun

午前5時35分。 せっかくの休日なのに風邪を引いて一日寝込んでしまった。眠りすぎた結果、早朝に目が覚める。温かいココアを作って啜りながら、PCの画面を見つめたり、ぼんやりと部屋に朝の光が差し込む様子を眺めたりしている。 思えば、この時間に起きてい…

new era

1995年、小沢健二は「カローラIIにのって」というシングルをリリースした。小沢健二は作詞にも作曲にも関わらなかった曲だが、皮肉にもこの曲は小沢健二のナンバーワンヒットシングルとなる。 1995年。 僕は小学校にも入っていなかった。何の面白みもない地…

Trust

肌寒い日曜日の朝。 眠い目を擦りながら、起きだして、転勤で実家に帰ることになった恋人を見送り、果物とコーヒーの朝食をとる。少しだけゲームをして、不足した睡眠時間を補うように、少し眠る。 土日にできる限り一度は自炊をするようにしている。今日は…

Songs

中学生とか高校生の頃は、かっこつけて洋楽とか日本のインディーズバンドの音楽ばかり聴いていた。大学になって留学をしたとき、ふと日本の音楽が恋しくなって、昔の、といっても90年代くらいのものだけど、そういった音楽を聴くようになっていった。帰国し…

It's been ages

昔の恋人に会った。 「昔の恋人」なんていうには、僕らは当時若すぎて、だからなんだかむず痒い気持ちがしたのだけれど、4年ぶりの再会。そして、まともに言葉を交わすのは、6年ぶりとか、そんなところだった。 僕は彼女が、どんな大学生活を送ってきたのか…

time goes by

学生時代にはいくつかのアルバイトをやった。 お世辞にも忍耐強い方ではないし、様々な仕事をかじってみることができるのも学生時代だけだと思い、僕はけっこう色々なバイトを短い期間やった。 ユニクロで働いたり、コンビニで働いたり、クロネコヤマトの集…

Golden Hour

"Golden Hour" それは、昼と夜の境目。日が沈み、影が見えなくなる。しかしながら、彼方遠方で微かに残った陽の光が、闇と交じり合い、微かな光を街にもたらす。 夕焼けは美しい。でも、沈む夕日を見てしまうと、それでなんとなく満足してしまう。もちろん美…

enclosed utopia

新幹線の車窓から見える、何の面白みもない平野の風景に、薄い雲に隠れながら沈んでいく夕日の淡い光が差し込む。平野は険しい山々で途切れ、山の向こうには分厚い雲が立ち込めているのが見える。 トンネルに入ってしまえば外の景色は見えないし、携帯電話も…