gezellig

日記など。

2013-01-01から1年間の記事一覧

I might be

今年も365日が過ぎ、僕はまた一年歳をとって、歳をとるなんて言うほど老いてもいないし、かといって例えば17歳が18歳になったり、19歳が20歳になったりするような、1年毎に自分の世界がぐわーっと広がるような感覚もなく、ともすればぼーっとしたままなんと…

映画レビュー~桐島、部活やめるってよ~

今更ながら、「桐島、部活やめるってよ」をDVDで観た。あまりにも素晴らしかったので、感想を書いておきたい。 最初に断っておくが、僕は映画のことはあまり詳しくない。だから作品中でロメロがどうとか、タランティーノがどうとか、ゴドーを待ちながらがど…

under control

打ちひしがれた経験は人間を強くする。 だからといって好き好んで打ちひしがれようなんて考えないし、できることなら毎日ハッピーに過ごしたいし、辛い思いは極力避けて生きていきたい。あまりにも長く打ちひしがれる日々が続くのであれば、それは心と身体が…

dawn

カーテンの隙間から部屋に柔らかい光が差し込んで、一日が始まる。時間があるときにはコーヒーでも飲んで、でも普段はせわしなく身支度を整えて、家を出る。朝は毎日やってくる。晴れた朝もあれば、しとしと雨の降る朝もある。でも、雨雲の向こうであっても…

starless

誰かのために生きるとか、社会において何かを成し遂げるために生きるとか、そういったバイタリティーというか思考方法はどうも自分には馴染まないようで、自分のために、マイペースに生きていくのが合っているんだろうなと思う。 でも、マイペースってなかな…

been a while

お元気ですか。東京の街に出てきて、暫く時間が経ちますね。あなたがこの数年間、何を見て、何を感じ、何を考えてきたのか、気になります。離れて過ごしたこの間に、あなたがどんなふうに大人になっていったのか、知りたいと思っています。 きっと、あなたな…

dim

休みをとって一日家にいたけれど、少しは外出もしないともったいないよな、という気持ちで、となり町まで電車に乗って行って遅めの昼食を食べた。 夕方、いつもはこの時間くらいから忙しくなるんだよなーとか、この時間帯に生活している人って職場の周りだと…

Grow Up

夏の間にはぼんやりとして捉えきれなかった風景が、秋のパリっとした空気の中で見えてくることがある。 晴れた日の空の色は季節を問わず平等であるはずなのに、今年の夏はただひたすら本来美しいはずの空の青さを呪い、うだるような暑さから逃れようとしても…

Walk Slowly

惚けた老人は若い時の習慣に従って徘徊するという。 僕の曾祖母に当たる人は、昔から山で山菜を採ったりして生計を立てていたこともあり、 年老いて惚けてからは何度も山の中で警察に保護されたという。 今年96になる僕の祖父も、若い頃からの習慣を守り続け…